瀬をはやみ。
気がつけば「年の瀬」という言葉がひっきりなしに飛び交う季節になっていた。
なんと信じがたいことに、それすらも慌ただしく過ぎ去ろうとしている。
今日は大晦日ですね。
「瀬」とは流れの速い浅瀬の意味であり、年末はそれほど早く時間が過ぎるのだ、ということを表しているらしい。
それを知って、ふと思い出す百人一首があった。
『 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末に あはむとぞおもふ 』 ー 崇徳院
川の瀬の流れが速くて、岩にせき止められた急流がそこで二つに分かれても、いつかはまた合流するように
今は別れ別れになっていても、将来またきっとあなたに逢おうと思う、という恋の歌である。
意味もわからないまま詰めこむように覚えた百人一首だが、今となっては心に響くものもあり。
歌って、なんかいいですね。
まあブログの内容とは全く関係ないんですが。笑
完全に私事なうえかなり長いですが、良かったらお付き合いください。
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年の瀬に寄せて。
ほんとうに、濃い一年だった。
いる場所はずっと変わらなかったけれどその中でいろんな経験があり、何より自分の内面の変化が目まぐるしかったように思う。
新たな出会いというよりは、既存の繋がりを深められたことの方が多かったんかな。
特に、サークルの先輩方。
夏を経てお話しする機会がぐっと増え、本当に嬉しかった。
形も色もまったく異なる考え方に触れるたび、自分自身が広がってゆくような感覚になりました。
感謝の気持ちと大好きでいっぱいです、、笑
そして、出逢いってふしぎやなあという話。
偶然と言ってしまえばそれまでなんやけど、時にそれを上回るような、大切なものに出逢う気がしてならないのです。
毎日のように会う人も、そうでない人も。
当人はそんなつもりなかったのかもしれないけど、いつも絶妙なタイミングで支えられてきたなあと、とても思う。
大切な人たちに、ありがとう。
*
この間もちょっと書いたんやけど、
今年、特に後半は、いままで生きてきた中でいちばん「言葉」と向き合った年だと思っています。
言葉の持つ力や美しさはもとより、
じゃあそれを使っていったい自分は何ができるのか? 何がしたいのか? とか
そもそもなんで言葉なんやろう、とか
自分の想いを形にするにはどうしたらいい、とか。
1月ごろ、カフェの感想とか食レポみたいなことを別のブログに書いてたんですが、結局長続きせず。
ずーっとずうーっと、なんかしたい書きたい、とは思ってたんやけど、
ずるずるだらだら なんもせんまま過ぎて行き、
でもそれが嫌で仕方なくて、
9月、勢いでこのブログを始めました。
始めてみたはいいものの、人に読んでもらうにはあまりにも自信がなくて、悩んでいて。
そんな時に、自分の「書きたい、伝えたい」気持ちの原点になっている人と期せずして再会し、笑
背中を押してもらいました。
拙くてもダサくても独りよがりでも、
まずはとりあえず書くこと、そして人に読んでもらうことが大事なのかな、と今は思う。
(それが正しいのかはわからないけれど)
毎回好きなことを好きなように書いているだけのこんなブログですが、
きちんと伝えたいことが届いていたり、それをまたわたしに伝えてくれる人が何人もいて、それが信じられないほど嬉しくて。
そして何より、自分自身が楽しくって仕方ない!
始めてよかったなあ、と心底思っています。
伝えることが怖くなくなった、というのは自分の中での大きな一歩かもしれないな。
今の文章はまだまだ不恰好なところだらけで、やっていることも自己満足に過ぎない。
でもわたしは、もっと人の心を動かせるような言葉を紡いでいきたいし、もっとたくさんの人に自分の文章を読んでもらいたい。
まだそれが何なのかは、ちゃんと解っていないけど。笑
とりあえず、本をたくさん読もうと思う。
そして日々の中で感じることを大切に。
すべての感情や経験を、無駄にしたくない。
綺麗な空とかやわらかい陽射しとか、
すきな人の隣で過ごす時間とか、
一生これを主食にしたいわってくらいおいしい食べ物とか、
二度と上がってこられないような気がする絶望とか、
引き裂かれるようなかなしみさえも。
ぜんぶ食べて受け入れて、糧にしていきたい。
" 一切を噛みしめて 一切に意味を見つける "
" 楽しい悲しい悔しい嬉しい寂しいをもっと感じて生きていきたい。"
いつも、すごく思っていること。
ちょっと重たくなりましたね。笑
読んでくださって、本当にありがとうございました。
では、皆さんよいお年を!☻︎