わたしらしさに彩りを。

日々のよしなしごとを綴ります。食べることとaikoと言葉をこよなく愛する女子大生。

未知、満ちる。

人によって思考回路がぜんぜん違うのっておもしろいな、ってこのごろよく思う。 たとえば、 小さな秘密を打ち明ける。ささいな悩みを相談する。他愛もない話題を振る。 それに対して、別段意識することもなく、ごく自然に返ってきた言葉たち。 そこに、自分…

大切な今

昨日、身をもって実感したこと。 『悩みなんて、人に話せた時点で半分は解決だから』(「強運の持ち主」瀬尾まいこ) だいじょうぶかもしれない。 強がりじゃなく、言い聞かせるわけでもなく、久しぶりにちゃんと心から、そう思えた。 追いつめて思いつめて煮…

未来を拾いに

なんとなく夜更かししちゃうのは、その一日に満足できていないからだ、って前に何かで見たことがある。 どうやらちょっと風邪気味らしい。しかも朝からバイトだから、今すぐにでも寝たほうがいいのはわかっているんだけれども。 答えのないことを考える時間…

ぜんぶ秋のせいだ

「華奢」という言葉への憧れは、多分永遠に続くのだろうと思う。 まず、言葉そのものがすごく可憐でかわいらしい。華奢、きゃしゃ。 薄い肩やほっそりしたウエスト、ちいさな顔に、はかなげな輪郭。ただ「細い」というのとは違う。同性でも思わず守ってあげ…

週末のこと。

おいしいものをたらふく食べて、いっぱい歩いて、素敵なものをたくさん見た話。 昨日。 友達が通う大学の学祭へ行きました。しかしあまりの人の多さに圧倒され、すぐ音を上げる現役大学生。 早々に切り上げて梅田へ。 ずっと行ってみたかったMAX BRENNER! …

ときのあいだ

最近読んだ本の中に、すごく素敵な文章があった。 「やりたいと思ったときが、時間のある時なんだ。そういうのをしなくなったら、時間の奴隷になっちゃうよ。やりたいと思ったときに、ぱっと手を出さないと届かなくなることがあるんだ。」 (「王国 その1 ア…

運命

外に一人でいるとき、無意識に頭の中で文章を組み立てる癖があることに気がついた。 たぶんすごく変だと思う。目に映る景色、感じたこと、見えるはずのない自分の歩く姿なんか。考えて組み立てて、その場限りで消えてゆくものを作り続けている。 もう一つ。 …

うしなう、はじまる

最近読んだ本たち。 「かわいそうだね?」 綿矢りさ「君がいない夜のごはん」 穂村弘「世界から猫が消えたなら」 川村元気「眠れる美女」 川端康成 普段読まない作家を意識して適当に借りてみたのだけれど、わりとどれもおもしろかったので嬉しかった。 特に…

ことのはのちから

たった一行で、人の心は動く。 「誰かの心を動かす」「自分の心が動く」 多分そこには、むつかしい言い回しや秀逸な表現なんか必要ないのだ。 本当に大切なものは、目に見えない。 その意味を、今日改めて実感した気がする。 はい。 新海監督の作品が観たく…

思い出すのは。

昼間の暑さが嘘みたいに涼しい風が香る中を、すり抜けるようにして歩いた。 夜ごと秋が深まってゆく。 思い出す、というよりもっと自発的なもの。考えるより先によみがえるから、その都度はっとさせられてしまう。この季節は特に。断片的な記憶や景色、空気…

本を読む ということと、読書日記

本屋さんよりも、図書館が好きかもしれない。好きというか、より近しいもののように感じるのだ。 図書館は、物心ついた頃からごく自然に日常に組み込まれている存在だった。わたしと同じく本好きな母の影響である。 ずらりと並んだ本の背表紙に目を這わせる…

至福のバターロール

今日、運命の出逢いをした。 タイトルからお察しだろうが、残念ながら色恋沙汰ではない。そう、バターロールである。 場所は、神戸の「ケーニヒスクローネ くまポチ邸」。メイン料理にサラダ、パンバイキング、デザートが付いてそのうえドリンクお代わり自由…

良質なものを身に付けたい ということ

最近、切実に思うことがある。 自己投資にお金をかけたい、とりわけ、良質なものを身に付けたい、ということである。 デザインや流行、それと安さ。これまではだいたいそんな基準で身に付けるものを選んできた。洋服然り、アクセサリー然り、化粧品もまた然…

あなたは夏の幻

嘘みたいな距離で、aikoに逢ってきた。5メートルも離れていなかったと思う。ゆめみたいな30分間だった。 わたしは、aikoのことを偏愛している(それについては話せば長くなるので、またの機会にしっかりと語らせていただく)。今日は、aikoがゲスト出演するラ…

大切な人たちのこと

ここ二日間で、懐かしい人たちとたくさん会った。 再会を心待ちにしていた人から、思いがけず会って話ができた人まで。とても嬉しかった。ずっと変わらない、大切な人たち。 昨日は、中3のときのクラスメイトと。卒業から4年以上経つけれど、今でも頻繁に連…

映画を観る ということ

映画館で映画を観たあと、世界の色が違って見えることがとても多い。見慣れた景色にどきどきしたり、はじめてなのになつかしい気持ちに出逢ったりするのだ。 感情をうまくまとめきれずに、ぼうっとしたまま劇場を出る。すると、たいてい外の世界は嘘みたいに…

ひとりカフェ について

1年ほど前まで、ひとりでおでかけするのがとても苦手だった。 買い物や映画もかならず誰かを誘っていたし、食事をするなんてもっての外。そりゃ時間つぶしにマックくらいは入れたが、おしゃれなカフェで優雅なひととき、なんて到底叶わぬ夢だった。 ひとりが…

食べる ということ

あたたかいものとあまいものは、どうしてこうも人をしあわせにするのだろう。 あついコーヒーが喉をすべり落ちると、すぐさま体じゅうに幸福の波紋が広がってゆく。ふしぎなくらいみちたりた気持ちに覆われ、なんの過不足もないのだ、という無敵の気分に包ま…