わたしらしさに彩りを。

日々のよしなしごとを綴ります。食べることとaikoと言葉をこよなく愛する女子大生。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ものすごく暗くて、ありえないほど重い

食器洗いをしていると、手が滑って器を落としてしまった。 音を立ててシンクに落ちたそれを慌てて確認するも割れていなかったのでほっとして、次の器を手に取ると、ふちのところが欠けていた。 自慢じゃないが、この部屋で暮らし始めてから2年以上、わたしは…

春過ぎて

自転車を漕いでいてしたたるほどの汗をかいたのは、今年に入って今日がはじめてだったように思う。 そこらじゅうに、夏のはじまりが満ちている。 ひとつの足掻きを終えることができた。 最近うわあっと書いていたものを 無事〆切に間に合わせることができた…

大切な人たちのこと 2

今年度に入ってから、一人で過ごす時間が圧倒的に多くなった。 高校生までは家族と一緒に暮らしていたし、 毎日学校に行くから絶対クラスメイトや部活の友達と話すし、 誰とも会わずに過ごす日なんて、思えば一日もなかったんじゃないかと思う。 大学生にな…

京都みたいな女に生まれたかった

京都は、あざとい女だと思う。 気まぐれで自己中で、自由奔放で。 「風薫る五月?そんなの知らない!」とでも言わんばかりに 容赦なく日差しを照りつける。 人々の気力と体力をことごとく奪い、 真夏日の連続で辟易させながらあわただしく皐月を終えたかと思…

味覚障害になったら

味覚障害になったら、 わたしは、ぬけがらみたいになってしまうかもしれないと思った。 もとより、腹を満たすことの何倍も舌で味わうことに重きを置いていて、 それゆえ、たいして大食いでもないくせに人一倍食い意地が張っているわたし。 夏バテや風邪で食…

いつかのわたしへ

毎日を、ちょっとだけ泣きたいような気持ちで過ごしていた。 というのは少し嘘で、 毎日を、ちょっとずつ泣きながら過ごしていた。 将来への、漠然とした不安。 自分の将来なんて自分自身でつくっていくより他になくて、 誰のせいにもできないし、なんの保証…